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【採用SNS導入事例】内定承諾率1.5倍!学生だけでなく社内コミュニケーションも増やすエスフーズの採用×SNS施策

昨今ますます採用領域でも重要性が増しているSNS。
そんなSNSを活用した採用施策を導入し、「内定承諾率1.5倍」を実現したエスフーズ株式会社の人事ご担当者おふたりから、導入から今までの軌跡についてお話を伺いました。

「こてっちゃん」と国産牛をメインに、牧場から食卓までを一貫して手がける総合食肉企業であるエスフーズ株式会社。国産牛の取扱数や神戸牛の輸出量で日本一を誇る一方で、採用市場においては社名や事業領域の認知度が低く、社員が実際に感じている仕事の魅力や企業文化について上手く発信できないまま、学生からの内定承諾率が下がっていることに課題感を抱えていました。
もっと学生にエスフーズ本来の魅力を伝えるためにはどうしたらいいのか。そんななか取り組んだのが、採用を目的としたX(旧Twitter)・noteの運用と、SNSと連動した採用動画の制作でした。
NAVICUSは、採用SNSの立ち上げにおける戦略策定からノウハウ提供、採用動画の企画・制作、さらにSNS運用の内製化に向けた体制整備まで伴走。エスフーズ株式会社様とともに、学生とのコミュニケーション強化施策を二人三脚で実施しました。

課題だった内定承諾率を昨年の1.5倍まで上げることに成功したエスフーズ。
人事担当者の長崎様・戸國様に

  • 採用SNS施策を実際行ってみてどのような手応えを感じているのか?

  • SNS初心者だったおふたりが、どのようにして社内で他部署を巻き込む採用SNSチームを作るに至ったのか?

立ち上げから今までのお話を詳しくお伺いしていきます!


▼「採用SNSとは?」を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください




学生からの反響だけでなく、社内への影響も実感

左が長崎さん、右が戸國さん。


ー早速ですが、採用Xやnoteを始めてから、実際に学生からの反響はありましたか?

【戸國さん】
面接の中で学生から、Xやnoteを読んで「社内の雰囲気が伝わってきた」「もっとエスフーズについて知りたくなった」というお声をいただくことが増えました。直接ではなくても、学生の話す内容や理解度から、Xやnoteを読んできてくれたのかな、と感じることもあります。特に熱心な子はよく見てくれている印象ですね。

【長崎さん】
初めて戸國から「最終面接で学生がこんなことを言ってくれた」と、学生からのXやnoteに関する反響の報告をもらったときは、非常に嬉しかったですね。ちゃんと学生が見てくれてるんだな、ちゃんと伝わったんだなと実感し、嬉しさと同時に、責任感ややりがいも感じました。

選考の中でも、今までより会社のことをしっかり理解してくれている学生が増えているなという実感があります。今まではどうしても「こてっちゃん」のイメージだけが先行し、それ以外の事業内容や仕事の面白さについてはほとんど知らない学生が多かったんですが、Xやnoteで情報を伝えるようになってから、学生側の理解度が高まっているのを感じています。


ー 学生からだけではなく、社内からの反響もありますか?

【長崎さん】
みんなすごく協力的で、毎回の発信を楽しみにしている社員も出てきています。「こんな記事をあげてくれない?」と企画を提案されることなどもあり、社内にも発信を楽しみに待ってくれる人がいると思うと、私たちのモチベーションにも繋がりますね。

【戸國さん】
そうですね、社内のみんなも結構読んでくれていて。Xやnoteの発信内容を作るために、いろんな社員の協力も必要になってくるのですが、協力的な社員も多く助かっています。

【長崎さん】
私自身もそうなんですが、noteやXの発信は、社員が会社の事をより深く理解するいい機会になっていると考えています。全国に拠点があるので、社内の人間でも、会社の取締役がどんな考え方を持っているのか、他の部署の人が実際に普段どんな仕事をしてるのかって、意外と知らないと思うんですよ。なので、採用目的だけじゃなく、インナーブランディングにも繋がってくると考えています。

「神戸ビーフ」の輸出量世界一を誇るエスフーズの海外事業についてのインタビュー記事


ゼロから立ち上げ、採用SNSチームを作るまで


ーそんな社内外からの反響を生み出している採用SNSですが、ゼロから立ち上げたときはやはり大変でしたか?

【長崎さん】
始める前は、人事課は人数も少ないし、会社としても初めての挑戦だったので、「本当にできるのかな...」と少し及び腰でした。ただ、内定承諾率の低さなどについて大きな課題感を抱いていたので「やろう!」と決意して、戸國と一緒に進めることにしました。

もともとXもnoteも全く触ったことのない人間だったので、NAVICUSには立ち上げ当初、十分すぎるくらいのサポートをしてもらいました。手取り足取り本当に根気強く付き合ってくださったなと今でも感謝しています。
採用SNSを始めることを決めた際、社長や上司から「SNSは素人が無知のまま始めると大怪我をする可能性がある。だからこそお金をかけてきちんとプロにお願いしよう」と話していたのですが、実際にやってみて、全くその通りだなと感じています。もし自分たちだけで始めていたら、とてもじゃないけど今のようには投稿もできていなかったし、とっくにネタも尽きていたと思います。

【戸國さん】
私も、もともとXはたまに見るくらい、noteは存在も知らない状態からのスタートだったので、大丈夫かなと思ってたんですが…。人事の業務として求人広告の作成に関わっていたりもしたので、投稿や文章を作成すること自体は大変だと感じることなくできています。

【長崎さん】
正直最初は「何をやったらいいのか分からん!」と思うこともありましたが、NAVICUSから、投稿など実務の運用方法だけでなく、企画や戦略におけるノウハウについてもアドバイスをもらい、今は先を見越して考えられるようになりました。「きっと学生はこんなことが気になるだろうな」「これ記事にしてみようかな」「これSNSにアップしたら面白そうだな」等、自然と考えられるようになりましたね。

最新の採用情報や社内の日々の様子、社員の等身大の姿をお届けする採用X


ー 今はおふたりだけでなく、他部署を含む採用SNSチームを結成されていますが、チームはどのようにできたんでしょうか?

【戸國さん】
最初は人事課だけでスタートしましたが、SNSはやはり継続が重要なので、今後継続的に運用していくためにも若いメンバーを含むチーム作りが必要だと考えていました。そこで、社内報を作っている総務課のメンバーに相談して、若いメンバー3名をチームに加えてもらいました。
チームを作る上では、いろんな部署と連携をとっていたことが大きく役立ちましたね。特に社内報には学生にも届けたい情報が詰まっていますし、社内報のほうも実はマンネリ化してネタに困っていたようで。「SNSでも社内報でも使えるネタを一緒に作っていくことで、お互いにwin-winの関係性を作りましょう!」とかけあってみることで、賛同してもらうことができました。

【長崎さん】
若いメンバーが増えたことで、「そんなこと考えるんだ!」と勉強になることが多いです。私たちでは思いつかないようなアイディアがどんどん出てくるので、やはり若い声を吸い上げていくのは大切ですね。

【戸國さん】
ターゲットが学生なので、若い人の意見はどんどん聞いて進めていきたいですね。ただ同時に、SNSを運用するにあたっては我々世代のような目も必要になってくると思うので、採用SNS自体が、若い世代と私たち世代が一緒になって作っていけるということも施策として重要なことなんじゃないかなと感じてます。私達世代にとっても若いメンバーから学ぶ機会にもなり、同時に若いメンバーに自分たちの経験や人脈、スキルを伝えていけるツールにもなっている。ずっとひとりで採用をやってきたので、SNSを通して採用に関わる人が増え、さらに「採用に関わるチーム」ができたことは非常に大きな変化でした。


採用SNS施策を考えている人事の方へ伝えたいこと

ー ぶっちゃけ、採用目的でSNSは活用するべきだと思いますか?

【長崎さん】
実際に運用してみて感じますが、絶対するべきだと思います!SNSは採用活動でもあり広報活動でもあるので、例えばCMなどと比較すると、すごく費用対効果が高いですよね。同時に今の若い子の感覚や興味関心の勉強にもなるので、新卒で実際に入社した後の教育の仕方にも繋げられるなと感じています。
社長や上司からも常々「古い感覚は捨てていこう」と言われていますが、SNSを通して自分自身もバージョンアップしていける感覚がありますね。

【戸國さん】
同じくやった方が絶対いいです!採用の難易度は採用市場全体を見ても年々上がっており、もはや人事だけで解決できる問題ではなくなってきています。
採用というのは本来、会社全体に関わることなので、SNSを通して社内の人を巻き込みながら行うことで、採用に全社で取り組むいい機会にもなっていると感じています。

SNSは、始めたから急に採用人数が10人増える、といった即効性があるものではありません。でも、地道にコツコツ続けることで、会社全体にとって、採用の重要性を見出すきっかけとなっていけば、5年後や10年後の採用状況は全く違うものになってくると思います。なので、今後の会社のことを真剣に考えて、若手を採用することの重要性を考えると、必然的にやらざるをえないものなんじゃないかなと私は考えています。

ー これから採用SNSを始める人にアドバイスがあればお願いします!

【長崎さん】
特にうちみたいな特定の製品の名前は知られているけど、会社名や他の事業はあまり知られていないような会社は、採用SNSはすごく向いていると思います。noteやXはありのままの情報を自分たちの言葉で発信できるので、そこから学生に興味を持ってもらえることも多いですね。

【戸國さん】
人事はひとりやふたりと少人数な会社さんが多いと思いますが、「ひとりでSNSを始める」となるとすごく難しい話だと思います。なので、最初はSNSのプロの力を借りたり、他の部署との連携をとっている人を巻き込むことから始めると、先が広がりやすいと思います。


さいごに

NAVICUSの提供する「採用SNS」サービスでは、自分たちの言葉で語ることに適しているnoteや情報拡散に適した他SNSをはじめ、採用サイトや動画制作まで幅広くご支援させていただいております。

エスフーズ様の事例のように、企業さまが自社運用できる形を段階的に目指していくご支援もさせていただいております。そのためのSNSの知識やノウハウはもちろん、どのように伝えたら一番魅力的に伝えられるか、自社内では見逃しがちな魅力の発掘などから、お手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。


「採用したい人物像にマッチする若手人材からの応募が少なくて困ってる」
「自社の魅力やカルチャーを伝えきれず、内定承諾率がなかなか上がらない」
「就職活動の早期化・長期化が進み、学生とのコミュニケーション設計が難しい」

こんなお悩みをお持ちの採用関係者様、ぜひ一度NAVICUSにご相談ください!
オンラインでの無料相談会や各種セミナーも実施しています!

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SNSを活用することで解決できることは沢山あります。
まずはお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!!


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