【連載】推し活を取り入れたファンマーケティングの話【第1回:ファンと推し活の関係】
NAVICUS noteをご覧のみなさま、お久しぶりです。デザイナーのケイトニーです✨
個人でのnote登場は実に8ヶ月ぶり!相変わらず『推し事応援デザイナー』としてNAVICUSで楽しく働いています🤗
私はプライベートでも推し活をしている根っからのオタクで、推し活で得た知見を仕事に活かしながら将来のビジョンに向かって進んでいます!
私が目指している将来のビジョンは以下の2つ。
キャラクターの社会的地位を向上させること
キャラクター業界にファンベースを普及・定着させること
そのビジョンに近づくためのアクションとして、今回から3回にわたりnoteの連載を行うことにしました!もちろんテーマは『推し活を取り入れたファンマーケティング』についてです❤️🔥
普段から推しを生きがいとしている私が感じていることを織り交ぜながら
第1回:ファンと推し活の関係
第2回:キャラクターの魅力と役割(6月掲載予定)
第3回:推し活するファンの心をつかむポイント(8月掲載予定)
の3本立てでお伝えさせていただきます✏️📖
巷で目にする機会もだいぶ増えている『推し活』というワード。
「うちのマーケティング施策にも取り入れたいけど、いまいち想像がつかない🤔」という方に、ぜひ読んでもらいたいです!
そもそも推し活って何?
さて、これを読んでいるあなたにとって、推し活はどれだけ身近なものでしょうか?
きっと中には推し活をしたことない方もいるでしょう。
まずは『推し』や『推し活』とはそもそも何なのかを紹介しますね!
『推し』とは、他人に勧めたくなるほど気に入っている対象のことを言います。
もっとわかりやすく言うなら『ご贔屓(ひいき)』が感覚的に近いのかもしれません。
この『推し』をさまざまな形で愛でたり応援したりすることが『推し活』です。
読んで字の如く、まさに『推し』のための『活動』のことをそう呼びます。
「つまり推し=好きってことでしょ」と思う方もいるかもしれません。
でも、実はそれだけではないんです!
推しへの感情は単純な『好き』だけではなく、気持ちの強さにより『応援』と『投資』の要素が大きく関わってきます。
恋愛や友情の『好き』では「両思いになりたい」や「仲良くなりたい」など、一般的には相手の感情が自分に向くことを願いますよね?
対して『推し』への感情は『推しの幸せ』や『推しの活躍』を願う一方的な側面が強く、その大きな気持ちが『推し活』をするという行動力につながっているんです。
この行動力は単純な『好き』という感情だけでは起こせないパワーを秘めています!💪
せっかく普段から推し活をしている私なので、実際に自分でやったことのある推し活を一覧にしてみました⬇️
たくさん書いてありますが、これはほんの一例に過ぎません。
突き詰めると『推しが所属している会社の株を買う』なんてことをする人までいます!
さすがにそれはごく一部の超コアファンになりますが、『推しの出るイベントのためにわざわざ休みをとり遠い地方まで行く』とか『推しの関連商品を積極的に買ったり、友達に配ったりする』とかも、かなりの愛情と行動力がないとできない行為ですよね?
『好き』よりも一歩踏み込んだ感情が『推し』だということがわかっていただけたでしょうか?
ファンは何のために推し活をするのか
そんな燃える愛でパワフルな行動力を発揮する推し活❤️🔥💪
ファンはどんな想いで何のために推し活していると思いますか?
もちろん前述した通り『推しの幸せ』や『推しの活躍』を願っているのですが、ちょっと抽象的ですよね。
ファンが推し活に感じている魅力や、推し活をすることで企業や『推し』に期待していることが明確になれば、推し活を仕事に活かすための大きなヒントになるはずです。
推し活をしているファンのリアルな感情をちょっと覗いてみませんか?👀
突然ですが、私はNAVICUSメンバーに「推し活の話をしているときのケイトニーさんってキラキラしてる!」とよく言われます。
私がキラキラしているかは自分ではよくわかりませんが、少なくとも『推し』のことを考えているときの私の心はドキドキワクワクで満たされていて、この気持ちは他では得ることのできないキラキラしたものだと思います🌸
推し活している人の数だけさまざまな『推し』がいて、推し活の方法も人それぞれにあるのだから、『推し』に向ける感情も人によって少しずつ変わるでしょう。
でも、推し活している人にとって必ず共通している感覚があります。
それは推しに唯一無二の魅力を感じているということ!
私たち推し活をしている人にとって『推し』は確実に他とは違う特別な存在であり、だからこそ「推したい!」という感情が湧いてきます。
『推し』の持つ個性や世界観にファンは強いこだわりと愛着を持っていて、それらに替えがたい価値を感じているのです。
より踏み込んだ説明ができるように、私が自分の推しに感じている魅力を例に挙げてみます。
私の『推し』はふたりいて、どちらも同じアニメに登場している男の子と女の子です。
私にとって推しを特別に感じる部分は
作品の世界観
外見・性格・信念・家庭環境などの細かい設定
ふたりの関係性とそれに伴うエピソード
ふたりが関わることで生まれる空気・感情の動き・表情の変化
などです。
細かく挙げたらきりがないので、このくらいに留めておきます。(本当は語りたい気持ちでいっぱいですが……!🤐💦)
きっとひとつひとつなら似ているキャラクターもいるでしょうが、これら全てを併せ持った『特別』を感じさせてくれるのは、きっと今推してる彼ら以外に存在するはずがありません。
先日Xでこのようなポストがバズっているのを見かけました。
このポストをした人も、推していたグループに唯一無二の魅力を感じていたのでしょう。
つまり『推し』や推し活とは夢中になれる趣味や体験であると共に、心の居場所であるとも言えます。
心の居場所である『推し』のため、ファンは『推し』の幸せを願い、『推し』の活躍を応援しているのです。
『推してくれる人』の価値
『推し』や推し活がどういうものか、推し活をしているファンはどんなことを思っているのか、ここまで読んで掴めてきましたでしょうか?
それではそんな『推してくれる人』が推される側や企業にとって、どんな存在であるのかを考えてみましょう。
ここまで書いた内容からもわかる通り、『推してくれる人』は単なる消費者の域を超えています。
推しに対して損得で消費したり行動を起こしたりしないのです。
それどころか「推しから幸せをもらったから、その想いを還元したい」とポジティブな感情で商品やサービスを買ったり、布教や応援活動を長期的に行ったりします。
つまり『推してくれる人』は顧客であると同時に、推される側や企業を共にサポートしてくれる仲間でもあるのです。
そんな話をすると、お気に入りのYouTubeチャンネルで、ある有名声優さんが言っていた言葉を思い出します。
つまり、ファンの視点からしか見えないものもあるということ💡
先ほど例に挙げたポストでもあったように、アイドル達が気がついていないところにファンが唯一無二の魅力を感じていた、なんてこともあります。
だからこそファンにとって『推し』が大切なのと同じくらい「推される側にとっても『推してくれる人』の存在は重要」なんです。
『推してくれる人』の熱意を無下にすることなく、商品やサービスの価値を高めるために向き合ってみてください。
ファンとの共創こそが推し活を仕事に取り入れる上で大きなポイントとなります!
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
これを読んで推し活や推し活をするファンの解像度が上がっていると嬉しいです🌟
NAVICUSは「明日が楽しみになる居場所をつくる」ことをVISIONとして掲げています。
何度も言いますがファンにとって『推し』の存在や推し活は心の居場所です。
私はNAVICUSで『推し』とファンにとって居心地のいいコミュニティをつくるため、これからも尽力していきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
次は推し活と密接な関係がある「キャラクターの魅力と役割」についてお話ししますね!
次回もお楽しみに〜👋
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