【座談会】取締役が本気で語る!NAVICUS九州設立経緯と展望
こんにちは!株式会社NAVICUSです。
今回は、昨年設立されたグループ会社「NAVICUS九州」の取締役座談会の様子を、みなさまにお届けします。
どんなビジョンをもってNAVICUS九州が設立されたのか!?
これからの展望は!?
等々、盛りだくさんの内容になっています。
ぜひ、最後までお付き合いください🥰
NAVICUS九州とは?
NAVICUS九州は、2022年10月3日にNAVICUSのグループ会社として長崎市で設立しました。
NAVICUS本体の「コミュニティ(SNS)を通じて企業や自治体のプロモーションを支援する」という事業内容を同じくしつつも、「九州の中小企業に首都圏水準のプロモーションを提供し、都市-地方間のギャップを埋めたい」、「長崎を拠点に九州各地へ事業展開する。若い優秀な人材に地元で活躍する場にしたい」と九州を拠点にする地方企業ならではの目標も掲げています。
関連記事:SNS活用で地方企業のプロモ支援 「NAVICUS九州」長崎で設立
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登場人物
NAVICUS九州の取り組みはどのように始まったか?
武内:時系列でお話ししますね。長い話なので(笑)
全員:(笑)
武内:ありがとうございます(笑)。
まず、もともと、NAVICUSのサテライトオフィスを九州に出そうかなと検討していたんですね。
そのときに知人から長崎は考えていないの?と尋ねられたのが、九州の中でも「長崎を拠点にする」という考えのきっかけだったかなと思います。
そこでその知人からご紹介いただいたのが、松本さんでした。
松本さんから見たぼくの第一印象ってどうでした?
松本:好男児だなと思いました(笑)
少し話が横道にそれますが、ぼくは経営者には二種類いると思っているんです。お金が好きな人と、仕事が好きな人。お金が好きな人が社長になると、利益のことばっかり考えてしまって、社員を不幸にしがちです。いっぽうで仕事が好きな人が社長になると、一緒に仕事をする仲間のことを親身に考えるから、社員も幸せになれる。
武内さんは仕事が好きな人ですから、一緒に働くと幸せになると思いましたね。
そういう意味での好男児だというのと(笑)、あとはね、この人なら下川さん・渡邉さんと一緒に長崎をもり立ててくれるんじゃないかと思ったので、一緒にNAVICUS九州を立ち上げようと決めた次第です。
武内:べた褒めしていただいて恐縮です(笑)。
とはいえ実は、ぼくは九州にはサテライトオフィスを出す予定で、法人を作る予定はなかったんですよね。なので松本さんから「九州に法人を作らないか」とお誘いいただいた当初、法人としての長崎進出に決心がつかず、二の足を踏んでいた期間もありました。
なぜためらっていたかというと、ぼくも松本さんも今は東京に住んでいて、九州にはあまり頻繁に足を運べないという事情があったからです。法人まで立てるとなると、現地に根ざして、しっかりと地域のことを考える人が居たほうが絶対にいいはずです。できればその地域の出身者であればもっといいですよね。
そのように松本さんにお話したところ「現地で主役として頑張ってもらうのにぴったりな人たちがいる」と下川さんと渡邉さんをご紹介いただきました。
下川さんにお伺いしたいのですが、ぼくや松本さんからNAVICUS九州設立の話を持ちかけられた際の印象って、どうでしたか?
下川:そうですね。まず、松本さんから紹介される人に悪い人はいないという前提もあり(笑)、最初から前向きに考えていましたね。そこで、実際にお話をうかがったり、NAVICUS本体の手掛けるプロジェクトに参加させていただいたりしました。なかでも実際に一緒に仕事をしたというのがかなり強い動機づけになりましたね。NAVICUSのメンバーがイキイキと働いている様子を目の当たりにして、その印象が非常に良くて。リモートワークで皆さん本当に自分らしく働けているなあ、と。
武内:ありがとうございます。そうですね、下川さんにはNAVICUS九州設立以前に複数のプロジェクトにも参画していただいて、NAVICUSを知ってもらう時間を設けていたんですよね。実は今だから言えますが、メンバーにも下川さんの人柄や働きぶりを見てもらっていたんです。もし何かあったら、率直に「印象が悪い」とか言ってくれと(笑)
下川:(笑)
武内:それが全然悪評はなく(笑)、誠実に働いていただいているし、エンドユーザーを大切にして先回りするような提案も出してくださると高評価でしたね。実際に生活者の方にどれだけ良いものを届けられるか、というのがNAVICUSのPole Star(行動指針:目指すところ)でもあるので、これなら一緒にやっていけるんじゃないかなあ、と思いました。
下川:なるほど。そんな経緯もあったんですね(笑)。
武内:実はね(笑)。続けて、渡邉さんにもお話をうかがってみましょうか。渡邉さんはNAVICUS九州設立の話を最初に聞いたとき、どう感じましたか?
渡邉:そうですね。マイナスな印象は何もなくて、ワクワクできる取り組みだなあと。
この三ヶ月をみても、一日一日がすごく楽しいですね。
NAVICUSからはかなり影響も受けています。特に働き方に対しての意識に関しては、もう間違いなく確実に変化しましたね。
「以前は、対面で会えないと熱が伝わらない」という考えがあったんですけど、NAVICUSのテレワーク、フルリモートの働き方が自分にとっては革新的でした。「こりゃあ、やらんと損ばい」と思いました。NAVICUSという会社のスタイルに目からウロコを落とされて、設立に参加したい、と考えました。
武内:ありがとうございます。NAVICUSの働き方自体に、新しい可能性を感じていただいているということですね。
NAVICUS九州 取締役 下川と渡邉を深掘り!
武内:渡邉さんと下川さんはもともとご縁があったんですよね?
渡邉:はい。10年前ぐらいに、ふたりとも同じようなタイミングで長崎に戻ってきたんです。その当時はFacebookでの経営者間の交流がすごく盛んな時期で、Facebook上の共通の知人を通じて知り合いました。そこからお仕事でたびたびご一緒するようになり、仕事ぶりを拝見したり、されたりして(笑)、下川さんは「自分にはない魅力」を持っている方だなと思うようになりました。
下川さんは、まず奥ゆかしい(笑)し、相手のことを考えすぎちゃって、結局自分ひとりで仕事を抱え込んじゃうタイプなんですよね。だから逆説的に、もし彼が誰かと一緒に仕事をしたい、と言ってきたらそれはもう珍しいことですよ。だからそういうときは自分が手を貸すなり、伝手を紹介するなりして、協力してきました。いわば今回の話もその一環ですね。下川さんからNAVICUS九州を設立するから手伝って欲しいと言われ、ぼくは一にも二にもなく、よしじゃあやろう、とうなずく、という(笑)。
武内:なるほど。せっかくなので、もう少しおふたりのバックグラウンドもおうかがいしましょうか。下川さんぜひ、なぜ長崎にUターンしてきたのか教えていただけますか?
下川:大学生のころからサイバーエージェントなどのベンチャー企業やリクルート出身の起業家を見てきていて、いずれは起業したいなと思っていて。卒業後はベンチャーに入ったんですけど、働いているうちに色々と、理想と自分の力量のギャップのようなものを感じてしまったんですね。東京で大企業の経営者になるというよりは、もう少し田舎の方でこぢんまりとした個人事業主をするほうが自分には向いているな、と思って、長崎に帰ってきて起業しました。
武内:なるほど。ちなみに、いちばんギャップを感じたポイントって具体的に言うと、どんなところでしょうか?
下川:100人、200人を引っ張っていくのにカッコつけなきゃいけないシーンがあるじゃないですか。ぼく、そういうのニガテなんですよね。ベンチャー時代も、マネジメントにはあまり触れずにプレイヤーとして働いていたので……。
武内:そういうことだったんですね。渡邉さんと一緒に動くことでそういったニガテなところが払拭されていたり、カバーされていたりすると感じるところはありますか?
下川:ありますね。ぼくべつにひとりが好きってわけじゃないんですけど(笑)、みんなでわいわいやると目配りしきれないシーンがあるんですよね。長崎に帰ってきてからも50人以上がかかわる大規模プロジェクトをいくつか行ったんですが、その当時から渡邉さんはまとめ役として力を発揮してくださっていました。ですので、今回のNAVICUS九州設立にあたっても、渡邉さんはそういったぼくのニガテな点をうまくカバーしてくれるだろうなと期待しています。
武内:いい役割分担ができているということですね。それでは、渡邉さんのバックグラウンドはいかがですか?
渡邉:ぼくは若い頃は何もビジョンがなくて。いわゆるブラック企業ばっかりにいたんですよ(笑)。どこもかなり、色々な面で厳しい会社だったんですが……。
会社づとめをしていた頃の職種は営業でした。営業マンとしてそれなりに頑張っていたら、ある日、某大手ベンチャーの方と出会ったんですよね。その方は経営やビジネスについて非常に視座が高かったので、ぼくはもう惚れ込んでしまって。「毎月飲みに行ってくれませんか!」とお願いして、仲良くしていただきました。それで、ついにその方が独立するというので、ぼくもご一緒させてもらえませんか、と言って、一緒に起業しました。
その会社の事業内容は事業再生に関するようなものでした。経営の仕事も採用の仕事も、現場の仕事も何でもやりましたね。がむしゃらに働いて、三年くらい経ったころに、ようやく出身地の長崎でも仕事ができればいいなあと考える余裕ができました。そこで長崎に視察に行ったんですが、社内では結局「正直、長崎は仕事にならないよね」という話に着地したので、びっくりしました。悲しかったというかね。
その日帰って、音楽番組を見たら、福山雅治の凱旋コンサートをやってて。福山雅治はひとりで凱旋コンサートをしてひとりで長崎県民をこんなに沸かせているのに、おれは何してるんだろうと思って、ふがいなくて泣いちゃって。
そのあと人生の転機が色々と重なって、父親に「長崎に帰ろうかなと思っているんだけど」と相談したんですね。そうしたら「そいはおいはうれしかぞ(帰ってくるなら、おれは嬉しいぞ)」と言ってもらえて。それが最後のひと押しでしたね。長崎に帰って、故郷のために何かできることをしよう、と決心しました。
そうやって帰ってきたんですが、とはいえ、前職はぼくのビジネスの礎を築いてくれたところでもありまして。ロジック×パッションという、ぼくの仕事に対するポリシーをくれた会社なんですね。そこの社長は今でもぼくのメンターなので、彼に恥じないようにも、福山雅治ばりの地域貢献をしていきたいなと思いますね。
武内:なるほど。「毎月飲みに行ってくれませんか!」とお願いするなどはかなりパワフルなエピソードですね。良いと思ったら一直線なのは昔からですか?
渡邉:そうですね。お酒は大好きなので(笑)。そういう話じゃないか。一所懸命になれるというのはあると思いますね。自分を変えたい、何か変えたいと思ったら、一所懸命にやらないとね。
武内:なるほど。実はこの3ヶ月、渡辺さんと一緒に働いていて、そういう考え方の片鱗はバシバシ感じていました。いいぞ!と思ったものには熱意を持てるのは強みだな、と思っています。
それでは……流れで、というわけではないですが(笑)、橘さんにもNAVICUS九州設立の取り組みがどのように見えているかについて、これまでの経歴を絡めつつお話いただいてもいいですか?
橘:ありがとうございます。NAVICUS側での会社づくり・仕組みづくりをしている立場からまず申し上げますね。当初、NAVICUS九州設立の話が出る前から、NAVICUSが拠点をつくって日本全国の地域に貢献する方法は色々あるなと思っていました。サテライトオフィスを設置したり、地域子会社を作ったり、フランチャイズ展開したりする方法もありますよね。そういった選択肢が多数あるなかで、どう展開していくのがベストかなと考えていたところ、NAVICUS九州設立の話となり、非常に好意的に、かつ興味を持ってお話をうかがえたかなと思っています。
ぼく自身も移住して地域ベンチャー支援を前職等で行っていたのですが、その際に、地域を支援するには、その地域に縁がある人・地域に対する熱量や思い入れがある人がやることの価値は非常に大きいと思っていました。仕事の進めやすさも、現地にご縁があるかどうかで相当異なりますね。そこで長崎に思い入れがある渡邉さんと下川さんが軸になって、現地で会社を立ち上げて、NAVICUSの暖簾とノウハウをご共有しながら地域振興に取り組んでいくというのは、とても良い、可能性を感じる取り組みだと思っています。
武内:なるほど。それでは、橘さん個人としてはいかがでしょう? 長崎に対しての思い入れや印象などはありますか?
橘:前職で長崎の地場企業の支援をしたり、起業家育成セミナーの講師をしていたこともあるので、そういったご縁で繋がった地域とまた別の関わり方ができそうだ、というのはとてもワクワクしますね。
また、実は、ぼくの父が昔、ある会社の長崎支社長をしていたときに、松本さんにお世話になっていたんですよ(笑)。肉親がお世話になった方と一緒に仕事できるというのは格別なご縁だと思います。
松本:よろしくお願いします(笑)
武内:人と人がつながっている、誰ががんばっている、という「人」が主役で見えるのが地域での仕事の面白いところですね。
設立から3ヶ月。立ち上げから今まで、何をしてきたか?
下川:10月3日に立ち上げて3ヶ月ですね。新規営業も幅広く行いましたし、理念づくり、何のために働くのか、何に貢献できるのかなどを話し合ったりもしました。
新規営業は松本さんがお持ちのネットワークをかなり頼らせていただいて、飛び込み営業できないところにまでご縁をつないでいただきました。各企業の社長や責任者の方とお話をするうちに、やはりニーズはあるな、と感じています。NAVICUS本体のクライアントとは異なる地方ならではの需要もあって、そこが面白いですね。
理念や、それに関してどういう人を採用していきたいか、などについては、渡邉さんからお話しいただいていいですか?
渡邉:理念は、今まさに検討中の段階です。
「九州に対してどういう貢献をしたいか」「スタッフに対してどうありたいか」の両軸をキーワードに落とし込めるように進めています。他に参画してもらっている初期メンバーからの意見も取り入れて完成させたいですね。
なかでも、地方と都会の格差を取っ払っていきたいなという思いはNAVICUS九州設立にかかわる皆の共通の志なので、「ボーダーレスカンパニー」というような、格差をなくすぞ!という意志の伝わる言葉を理念に入れていければ良いなと思います。
行動指針についても考えているのですが、NAVICUS本体の「End User First」(クライアントファーストではなく、エンドユーザーを第一に考える)が言葉として完成されちゃっているので、置き換えようがないんですよね(笑)。ぼくたちとしても、クライアントと話していると忘れがちなことなので、絶対忘れたくないと思っています。だからこちらはそのまま採用させていただくかと思いますね。
また、地方ではどうしてもジョブ型で働いている人が多くなりがちです。ジョブ型だといわゆるやらされ仕事をタスクとしてこなして、任された仕事が終わったら終わり、という考え方になるのですが、それは良くないですね。特にぼくたちはリモートワークをして、お互いの姿が常に見えるオフィスで働いているわけではない。チームでやっていることを念頭に置いてほしいという思いから、「Help The Helper」という言葉を行動指針に追加したいと思っています。
さらに、「成長」や「地域に貢献する」という意味の言葉も行動指針に落とし込みたいと考えています。
武内:ありがとうございます。ではここで、営業に話を戻しますね。営業をされていくなかで、ポテンシャルを感じたり、希望があるな、と感じたシーンはありますか?
松本:それではまず橋渡し役をしている私の所感をお話するとですね、NAVICUSの商材に対して、みんなが拒否反応がないというのがすごい。今までSNSなんていう先鋭的なことをするのは嫌がる会社が多かったのに、最近は拒否反応もなく話を聞いてみようとするのが驚きでしたね。時流に乗ったいいサービスを提供できているということでしょうね。
下川:そうですね。長崎は観光産業も盛んですし、リアル商圏以外にも自社商品を広げたいクライアントが多いんですが、なかなか自分たちでは広める取り組みが難しいんですね。メディアに取り上げてもらうのを受け身で待つのではなく、自分たちからクチコミを仕掛けてファンを増やしていくという発想も持っていなかったというクライアントも多くて。そういう、今までなかったマーケティングをご提供できる点では、かなり可能性を感じられますね。
武内:そうですね。首都圏企業のような広告費勝負ができない、けれどもターゲットにドンズバで届けば確実に刺さる実直な仕事をされている地方企業と、SNSマーケティングの相性はとても良いと思います。SNSで双方向の関係性をつくることが商品や企業の長期的なファン獲得につながるというのも、クライアントに素直におすすめできるポイントですね。
では、いっぽうで、営業するにあたって大変だったことはありますか?
下川:SNSマーケティングというのは長期的な関係構築が重要で、かつ近道や裏技はないのですが、ぼくたちが入ると一気にお客様が増える!クチコミが増える!という期待をいただいてしまうことがあって。単なる商品PRじゃなくて関係づくりからエンドユーザーに商品のファンになっていただいて、購入いただく……というような流れや概念をクライアントにご理解いただくのが難しいですね。ファンコミュニティを醸成した結果、お客様が商品を買ってくれるという流れをぼくたちもきちんと理解して、お客様にお伝えできるようにしないといけないですよね。
武内: SNSのマーケティングは接客と一緒だ、というような話をよくしますが、接客も「1週間丁寧に接客すれば売上が上がる」かと言われるとそうじゃないですよね。でも、長い間、丁寧に地道に良い接客を続ければ、「あのお店、本当に良いよね」とお客様に言っていただける。そういう、遠回りに見えるし時間もかかるけれど実は客商売の本質的なことを、ぼくたちは行っています。そこに価値があるなと思います。
また、商品・サービスの質で横並びでも、「お客様に真摯に向き合う」という姿勢がプラスされると差がつくことがあります。差別化の要因にもなる、というところもSNSマーケティングが提供できる価値かなと思いますね。
ですので、短期的な売上には繋がりにくい節もあるのですが、まず腰をすえて「やるぞ!」と決めていただければありがたいです。
渡邉:そうですね。ただ、クライアントの気持ちもわかるんです。SNSの知識はみんな欲しがってくださるんですが、ブランディングや広告の予算をもともと持っていないという事情があって、なかなか腰を据えて一緒にやるぞ!と決断していただくのはハードルが高い。限りあるリソースをどう割いていただくか、というのも一緒に考えていければなと思っています。それでいうとたとえば採用支援などだと、ご予算も必要性もわかりやすく持っている企業が多いので、ダイレクトなSNSでマーケティングよりもご協力しやすいのかなと感じていますね。
武内:おっしゃるとおりです。従来マーケティングや広告に明確なリソースを割いていなかったクライアントにどのようにサービスを採用していただくか、というのは難しい課題ですね。そのうえで、我々の持っているノウハウを、すでにアクションをされている採用などの領域でお使いいただければと思っています。
幅広い領域で、長崎・九州のクライアントのためになんでもやっていく、というのが今後のNAVICUS九州の発展のカギになっていきそうですね。
松本:この2年間、TVコマーシャル費用をおさえて、SNSのほうに振り切った地場企業を見てきたんですが、コロナ禍の時代でも売上をグッと伸ばしたんですよね。地方の会社でもSNSマーケティングはできるんだな、と感動したこともあり、ぼくはNAVICUS九州の取り組みを応援しています。SNSを使って商品を売るというサービスは、これからの時代に即していると思うので、長崎・九州でも展開していける可能性が高いでしょうね。
武内:ありがとうございます。ぼくたちも地域の企業に「あの会社がSNSマーケティングをしてうまくいったのなら、私たちもやりたい」と思ってもらえるような、好事例の連鎖をつくっていければと思っています。
これからの長期展望
武内:それでは、最後に、これからの展望の話をしていければなと思っています。誰からいきましょう?
渡邉:では、ぼくから。ぼくは、九州にはNAVICUSがないと!と思ってもらえる会社にしたいと考えています。九州各地の、下川さんみたいにPR活動ができる人や、松本さんのように架け橋になってくれる方の力をひとつにすれば、大きいことができる。そうすれば、SNSを使ってPRやマーケティングをしようとしたときに「NAVICUS九州さんは九州に必要」と思われる時代が、三年後には絶対に到来する。そう確信しています。
もう今はこの次、どこで何をしようか、とワクワクしていますね。四国に広げるか、北海道に広げるか、それとも日本全国、世界各国かな。楽しみで仕方がないです。
武内:ぼくもそう思います。NAVICUS九州の取り組みでいい結果が残せたなら、他の地域にもNAVICUSを展開していきたいですね。また、先ほどの採用や人材の話に戻りますが、地方にはなかなか若くて優秀なマーケターがいないという現状があります。そこにNAVICUS九州が一石を投じられればいいですよね。「NAVICUS九州に入ればSNSマーケティングを学べる」というようになって、いわゆる「いい人材の発射台」になれればステキだな、と思います。
松本:NAVICUS九州には、地方の人材がイキイキと働ける環境をもたらす会社になってほしいと思っていますね。少子高齢化で人口が減り、都市部に若い人たちが流出してしまっているなか、NAVICUSはフルリモートという働き方によってその現象をブレイクスルーしようとしている。若い人が地方で活躍してもらえるような下地をつくることが、地域活性化への王道かと思っています。すべてのビジネスは人材がないと進まないですからね。
それと、また、ぼくの経験から言わせてもらうと、成功している人はスピード感がある。NAVICUSには事業展開にスピード感があるので頼もしいですね。
事業が成功して発展していくように、現状を把握して次どうするか、という姿勢を持ち続けてほしいですね。お互いに緊張感を持って進めたいですね。
橘:ぼくも、地域が元気になるためにはその地域に良質な雇用が必要、という考え方を持っていて、そして、良質な雇用は地域の役に立つ事業と、良いビジョンを持っている会社から生まれると思っているんですね。NAVICUS九州は「地域の役に立つ事業」「良いビジョン」そのどちらもを持っているので、良質な雇用を創出できると思っています。まずは九州から始めて、地域ごとにある課題にあわせて柔軟に形を変えつつ、NAVICUSの事業やビジョンを日本全国に広めていきたいですね。そういった期待をNAVICUS九州にしつつ、ぼく自身もNAVICUS本体の取締役として、積極的に良質な雇用創出・メンバーがイキイキと働ける会社づくりに取り組みたいと思っています。
下川:そうですね。みなさんがおっしゃられたことを叶えるためにもぼくは、企業や自治体の企画やPRに積極的に携わりたいと思っています。面白いSNS企画やPRをどんどん仕掛ける「九州の仕掛け人集団」になりたいですね。企業とも自治体ともコラボが決まっていますし、みんなのアイデアをかけ合わせればもっと話題になる仕事ができると思っています。トレンド一位を取れるような会社になっていきたいですね。
武内:そうですね、SNSという時流にのっている領域を主な業務領域としているので、ぜひ長崎のトレンドに乗っていってください。そして「長崎のトレンドに乗れる」から、「長崎からトレンドが発生している」まで進められると、面白いなと思います。