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経営者対談 今後のNAVICUSについて

※本記事は、NAVICUSコーポレートサイトにて2021年6月21日に公開された記事です。


2018年7月の設立以来、SNSやコミュニティサービスを用いたマーケティングを得意とするコンサルティング会社として事業展開してきた「NAVICUS」。このたび2021年4月に、社外取締役としてイセオサム氏を招聘しました。そこでイセ氏を抜擢した経緯や今後の展望について、雄大な浅間山を背に長野県御代田町にて語っていただきました。


代表取締役 武内 一矢
2009年に株式会社オウケイウェイヴに入社。Q&Aサイト“OKWAVE”のマーケティング本部マネージャーとして、ソーシャルメディアを中心としたプロモーション戦略を展開。2015年より、株式会社ディー・エヌ・エーにて、アプリゲームユーザー向けのコミュニティ・マネージメント戦略立案、SNSを起点としたプロモーション施策実行を担う。2017年から株式会社トラストバンクに入社し、No.1ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」のマーケティング戦略、プロモーション企画、市場分析等を管轄。その後、2018年7月、SNSマーケティングコンサルを行う、株式会社NAVICUS設立。

社外取締役 イセ オサム
2005年に日本テレビ放送網に入社し、ズームインSUPER、24時間テレビにて番組制作に従事。その後、ネット広告代理店のオプトに転職し、インターネットビジネスの修行をする。2008年株式会社HALOを共同創業。取締役COOとしてモバイル広告代理事業を立ち上げ後、スマホアプリ事業を展開。海外からのアプリローカライズや、『写真で一言ボケて』(以下bokete)などのアプリをプロデュースし、累計1,000万DLを突破。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門受賞。現在はPLAY代表取締役として企業のデジタル活用アドバイザーやRoadie取締役としてboketeのアプリやYouTubeチャンネルを運営。オモロキ取締役としてboketeの事業戦略を立案。ハイブリッドサラリーマンズクラブ合同会社にて働き方改革を推進するオンラインサロンを運営。長野県の御代田町でリゾートワーク中。

創業からもうすぐ3年。社外取締役を迎えることにした経緯とは?

【武内(敬称略)】 NAVICUSは、コミュニティ・マネジメントやSNSファンマーケティングを強みとした会社です。SNSを起点とした戦略コンサルティングや社内担当の育成、運用代行、アカウント分析など幅広くサポートしています。まだ創業3年のスタートアップ企業ですが、ゲーム、テレビ番組、食品、美容健康など、さまざまなジャンルのクライアント様と関われる機会に恵まれ、おかげさまで事業はどんどん拡大しており、創業3年のタイミングには、社員メンバーは30名を超える予定です。

社外取締役を迎え、さらなる事業成長を目指す

NAVICUSは、“Bring The Party”をミッションに掲げています。パーティーには2つ意味があって、熱狂を生み出す“パーティー”とチームの当事者としての“パーティー”。世の中にこのパーティーをどんどん興し、さまざまな人をつないでいくことを目指しています。これまでは私の経験や実績に基づき、専門領域であるSNSを中心に展開してきましたが、今後は、SNSにかぎらず、多面的な領域で事業を展開し、パーティーを起こしていきたいと考え、社外取締役を迎えることにしました。

イセオサム氏を社外取締役に招聘した理由とは

【武内】イセさんとはNAVICUS創業以降、共通の知人の紹介で知り合いました。イセさんは、事業戦略やスタートアップ支援のスペシャリストであるだけでなく、コンサルティング経験も豊富なので、まさに適任だと思い、お声がけさせていただきました。

【イセ(敬称略)】 社外取締役のお話をいただいた時は、正直ビックリしました。この段階で社外取締役を設置する企業は多くないですし、NAVICUSは武内さんの手腕により事業も好調なので意外でしたね。しかし、現状に満足することなく、さらなる成長に向けた事業展開を考えているということに共感し、快諾しました。

【武内】働きやすい職場を目指し、社内環境整備に力を入れてきたので、会社作りはうまくいっている自負はあります。ただNAVICUSは、私が初めて立ち上げた会社で、経営に直接携わるのも初めてなんです。まだまだ課題も多く、途上だからこそ、もっと良い組織にしていくために、また新しい試みを実現していくためにも、ビジネス的観点でしっかり戦略を立てて、アドバイスしてくださる方のお力をお借りしたいというのが、イセさんにお願いした大きな理由でもあります。

イセさんが考える「NAVICUSは地に足の着いた会社」

【イセ】NAVICUSは、社員のことを考え、組織作りをめちゃくちゃ大切にしている地に足のついた会社ですね。私自身も会社を経営してきた中で感じたことですが、会社を回していくために利益を生むことばかりを考えていると、組織の足元がぐらつくことが多いのですが、NAVICUSはその不安要素が全くない。それは、武内さんが組織をしっかりと作った上で、事業を展開しているのが大きいと思います。

【武内】光栄です。逆に、イセさんが今のNAVICUSに一番足りていないと思える点はどこだと思いますか?

【イセ】そうですね、強いて挙げるなら、遊びとかやんちゃさではないでしょうか。NAVICUSのメンバーって、みんな「いい人」ばかりなんですが、そこに人を巻き込んでいく力や果敢にチャレンジする力が備われば、社会を大きく変える事業を生み出し、ムーブメントを起こせると思います。

リーダーシップが執れる人材育成と補充が課題

【武内】 それは私も感じていることで、イセさんにジョインしていただきたかった理由のひとつでもあります。現メンバーは献身的で真面目な人材が多く、人に喜んでほしいという思いを強く持ったメンバーが多い。そこが長所である反面、もっと突き抜けておもしろいことや、前例にないことを突破していくために、もっと攻めた戦略ができてもいいと思っています。いまは黎明期で、地盤作りに注力してきたので、この3年でみえてきた我々の強みや弱みを把握し、今後はより成長するために、何をすべきかしっかり考えていかなければならない。イセさんにお力添えをいただき、新しいメンバーの補充だけでなく、既存メンバーがさらに能力を発揮できるようサポートしていきたいと思っています。

イセ氏の「あそぶようにはたらく」スタイルに共感。

NAVICUSが推奨する働き方とは?

【イセ】 私は2008年に起業して以来、「あそぶようにはたらく」をキーワードに、時間と場所にとらわれない働き方の実験を繰り返してきました。東京生まれ東京育ちなのですが、どうも満員電車に乗って通勤するのが苦手で…。現在は、長野県御代田町に拠点を移し、リゾートワークを実践しています。一度に全てを変えるのは無理だけど、自分にできることからはじめて、、共感してくれる方が増えたらよいなと考えています。

【武内】 イセさんの働き方にすごく共感していて、刺激をもらっています。NAVICUSは創業当初から、フリーランスのように仕事内容・勤務時間・勤務地・キャリアビジョンを選べる組織を理想として、柔軟な働き方や、それぞれのライフステージに合った環境作りを重視してきました。フリーランスのように自由に働ける上に、支え合える仲間がいて、会社組織にも守られているという点が、ほかの環境にはない大きな利点です。この組織のカルチャーはずっと大事にしていきたいですね。

ニューノーマル時代のモデルケースになれる会社

【イセ】 NAVICUSは、全社員へのフルリモート・フレックスタイムを推奨しており、全国各地に社員がいます。私自身も長野県御代田町を拠点にしているので、共感すべき点がたくさんあります。コロナ禍でリモートワークは普及してきましたが、まだまだ日本に根付いていない部分も大きい。NAVICUSは、まさにニューノーマル時代のモデルケースになれる会社で、これまでの組織の概念を変えていけると思います。例えばメンバーにおいても、「東京」に縛られることなく日本全国、あるいは世界中のプロフェッショナルと仕事ができることも強みになると考えています。

これからのNAVICUSの展望について

地域創生にも積極的に取り組んでいきたい

【イセ】 NAVICUSは、一般的なスタートアップ企業が打ち出すような、収益いくらで、何年後に上場するといった「急成長」を求めるスタイルではないですよね。

【武内】 そうですね。経営面での事業収益としての成長はそこまで重視していません。イセさんのお力添えをいただき、経営基盤を固め、より挑戦的で質の高いコミュニケーション支援を行っていきたいです。イセさんは、広告事業の領域のご経験があるので、我々のメッセージをいろんな人に届けていくことで、新たな事業の軸が作れるかと思っています。とりわけ今後の展望で大きいところは、地域プロモーションの施策。前職で、ふるさと納税系のポータルサイトを運営している会社に勤めていた頃、市や街の方々と交流させていただく機会が多く、WEBのマーケティングの力で活性化していった地域をたくさん見てきたので、NAVICUSでも地域創生は必ずやりたいと思っています。イセさんは、今住んでいる御代田町で地域づくりにも貢献されているので、そのノウハウも学ばせていただきたいです。

【イセ】 私も現在、御代田町で地域を盛り上げるお手伝いをしています。これまで東京のインターネット業界でさまざまな取り組みを行ってきましたが、なかなか日本全体の活性化に直結させることができず、もどかしい気持ちでしたが、今は地方から何不自由なく情報発信ができるので、地域の価値を高めながら日本全体を元気にしていきたいと考えています。

【武内】 NAVICUSには、日本の各地域に正社員メンバーが勤続しているというのも大きな強み。それを活かしながら、地域に根付いたお仕事をしていきたいと考えています。さまざまな地域にNAVICUSのサテライト拠点を作り、地域の雇用を生んだり、地域創生にも力を入れていきたいです。

◆最後にイセ氏からメッセージ
今、私たちは働き方の転換期にきています。ここ数年、個の時代、フリーランスの時代と言われてきましたが、それだけでは限界がきていると私は考えています。もちろん個は大切ですが、その個が集まってチームになった時にこそ大きな力を発揮できます。NAVICUSは、ひとりひとりの能力を発揮できる環境づくりが十分に備わっており、さらにチームとして大きな成果を出せるコミュニティがしっかりとできているので、社外取締役として私もそのチームに参加できることを心からうれしく思います。

◆最後に武内氏からメッセージ
仕事はツライものだと思っている方が多いですが、人生の結構な割合を働いている時間が占めています。だからこそ、その価値を高める努力をすることを我々はすごく大事にしています。 “選択を正しくするのは自分である”と私は思っています。就職や結婚など、人生において重大な選択を迫られる局面は必ずあり、その道を選んだことに対してしっかり納得できている人は、自分でその選択を正しくする努力をしているからだと思います。NAVICUSにもそんな人材をどんどん増やしていき、それが日本中を元気にすることに繋がっていければと考えています。


イセオサムさんという心強いパーティメンバーが増えたことで、“Bring the Party”をミッションに、さらなる成長と発展を目指すNAVICUS。社会を良くするために、共に活躍してくれるメンバーを募集しています。興味を持っていただいた方は、ぜひ下記からお問い合わせください。

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