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【取締役退任インタビュー】NAVICUSでの軌跡と新たな船出

NAVICUS代表の武内です。このたび2024年2月いっぱいをもって、当社取締役の橘が取締役を退任し、次のキャリアへと進むこととなりました。橘とは前職時代からの仲間で、率直に寂しい部分や、次のフェーズを一緒にやりたかったなと思うところはあります。一方、これまでの感謝やこれからを応援したい気持ちもあり、、、 と、色々な思いがいっぱいなので、ストレートに「お互いが今考えていること」を記事にしました!

なんで辞めちゃうんだよー!


実際、なんでやめちゃうんですか!

【武内】
それじゃあ、早速ここからいきましょう。NAVICUSを離れる決断をした理由って何ですか?

【橘】
この結論に至るまで、武内さんとも時間を掛けて何回もご相談させていただきましたし、自分でも色々な観点から考え、これまでの10回のキャリアチェンジの中で一番悩んで出した結論でもあるので、ひとことで説明するのは難しいんですが、敢えて整理してお伝えすると、「自分の中でNAVICUSでの仕事にひとつの区切りを感じたこと。そしてそのタイミングで、僕が今やるべきと感じた新しい機会をいただき、それにチャレンジしたいと思った」からです。

「ひとつの区切り」という中にも色々な要素があります。
もちろんPR TIMESグループ入りもその一つですね。
PR TIMESグループ入りについては、検討段階でも僕は常に賛成してきましたし、今もNAVICUSと武内さんにとって本当にいい選択だと思っています。また、グループ入り後も、これまでと変わらず自由にやらせてもらっているので、グループ入りに対する不満みたいなものは全く無いんです。

ただ、今回の件がきっかけで、NAVICUSのフェーズが変わり、自分の中で「ひとつの区切り」がついた感覚がありました。

具体的には、デューデリジェンス(以下、DD)の中で次々と届く100件以上の質問事項に回答していく中で、「あー、こんなに不安なく即時回答できるほど、コーポレートが整ってきたんだなぁ。」って実感しました。もちろん、まだまだ整備不足のところはたくさんあるんですが、DD対応している時にふと「これ、1年前なら無理だっただろうなぁ」って思いながら、この1年半取り組んできたことに対するある種の達成感のようなものを感じたことを今でも覚えていますね。結果的に大きなつまずきもなくDD完了できましたし。

あとは、このグループ入りによって、会社にも武内さんにもある種の後ろ盾ができたというか、いざという時の不安がだいぶ小さくなったこと、経営としてもここからは今までよりももっと「守り」より「攻め」に集中できるようになったことなど、武内さんの背中を預かる役割を担わせてもらってきた僕から見る景色は、明らかにフェーズが変わったというか、少し安心した気持ちになったのも事実です。

また、経営管理Divのチーム体制としても、コーポレートSecマネージャーのりなしと、コーポレートの主軸を担ってくれていたすーさんが産休に入ることになりましたが、それでも、労務はくまちゃんが盤石な仕組みを作ってくれていますし、採用Secはりおりおが全く不安なくMgrを任せられるレベルになっているし、社歴の浅い総務のもーりーや23新卒で採用担当のまつりんも日に日に逞しさを増していたりと、安心してコーポレート業務を推進できるチームになってきました。
さらに、新しく加わってくれたたっちゃんも既に頼もしさを見せてくれていますし、PR TIMESのコーポレートの皆さんからも温かいサポートを頂けたりと、経営管理Divの体制としてもひとつフェーズが変わったなと感じています。

そんな色々なことを感じるタイミングが重なって、自分の中で「ひと区切り」ついた感覚を持ちました。

【武内】
そうですね、まさにここ1,2年で経営管理Divの体制はかなり盤石になって、メンバーの前向きさ・積極性が社内で光る場面が非常に多くなったように感じてます。月間のMVPを獲得するぐらい活躍してるメンバーも沢山いますからね。その上で、安定した「守り」の体制が作れた分、ここから「攻め」のフェーズを存分に楽しむ選択もあったんじゃないですか?

【橘】
そうですね。元々、「守り」だけではなく「攻め」も好きなタイプなので、ここからNAVICUSでより新しいチャレンジができるし面白いだろうなぁというのもすごく理解しています。だからこそ今回の決断に悩んだというのもあります。
たぶん、普通は当然そのままNAVICUSで次の領域に進むんだと思いますが、そう素直じゃないのが自分なんだなぁと、今回の決断を通して改めて感じました笑。

改めて自分のキャリアを振り返ると、意図的にやってきたわけではないんですが、僕はある種のプロジェクトのように色々な会社を移りながら働いてきました。
その意味で、このタイミングが、ひとつのプロジェクトに区切りがついたようなイメージで、自然と「これからどうしよっかな」と、NAVICUSでの選択肢もその他の選択肢も含めて考えるようになっていました。

そんなことを考えはじめていた時に、PR TIMESグループ入りのニュースを見た色々な人から、お声がけやお話を聞かせてもらう機会をいただきました。
その中の一つが、次のキャリアとして選んだイジゲングループ株式会社という会社です。

この会社は大分・福岡を起点に、地域の中小企業に対して、テクノロジーと経営コンサルの両方の機能を持ってDX支援を行っているスタートアップ企業です。1年ほど前に、全国でも有数の地銀である西日本シティ銀行グループ入りをしたんですが、地銀がスタートアップをグループに迎えた珍しいケースで、地域企業支援の新しい形が生まれ始めています。

僕自身、地方をより良くしていくために「地域に良質な雇用機会をもっと生み出したい」と思って福岡に移住してきたというのもあるので、地域の雇用を支えている中小企業をDXを通じて支援しているイジゲングループの取り組みは非常に興味深いもので、僕もそれにチャレンジしたいと思いました。

これまでの僕のキャリアの多くがそうでしたが、やはり、形を作り、育て、整えていくのが僕自身一番得意でもあり、やりがいを感じるフェーズなんですよね。
NAVICUSでまだまだやれることもやらなきゃいけないことも間違いなくありますし、ここから今までとはまた違った面白さがあるというのも十分感じているのですが、自分の得意ややりがいも含めて、今、僕が一番活きて、価値を生み出せるのがこの選択だと決断しました。

【武内】
イジゲングループ株式会社さん、タッチーさんから話を伺った際、率直に「面白そうな会社だな~」と感じました。NAVICUSも地域支援・地域企業支援は一つの重要なテーマと捉えてますし、取り組み内容に共感する部分も多いです。タッチーさんが魅力を感じて取り組みたいと思うのも理解できますし、むしろ何かしらご一緒できれば、とも思います。

【橘】
武内さんにそう思ってもらえるのは素直に嬉しいですね。本当に何かご一緒したいですし、可能性は大いにあると思います。是非相談させてください。

実はこの会社のCFOとCOOの二人は、僕の前職であるDeloitteで当時一緒に地域のスタートアップや中小企業を支援していた同僚でして、その二人から一緒にやりませんかとお誘いいただいたという経緯があるんですが、Deloitteにいた時にトラストバンク時代の同僚だった武内さんからNAVICUSにお誘い頂いた時と同じように、以前一緒に同じものを目指して仕事をしていた人たちと、違った形での新しいチャレンジをしてみたいと思ったのも、今回の選択をした理由の一つでもあるんですよね。
なので、武内さんやNAVICUSとも、また新しい形で繋がりを持ち続けさせて頂けるとありがたいなと思っています。

在職期間を振り返ってのやりがい、大変だったこと

武内】
これも是非伺っておきたいです。NAVICUSの在職期間でやりがいを感じたこと、大変だったことは、何が挙げられますか?

【橘】
僕もそれなりに色々な経験をしてきているので笑、NAVICUSでは「大変だったこと」って正直無いんですよね。解決しなきゃいけない問題や、やらなきゃいけないことはたくさんありましたけど。
というのも、不当なことに対しては「大変」と思うんですが、真っ当な範囲ではあまり「大変」とまでは感じないんです。その意味で、NAVICUSはとても真っ当な会社なので「大変」だった記憶は無いんですよね。
たぶんそれは、武内さんやNAVICUSが人と組織をとても大切にしていて、ひとりひとりが素直で誠実ないい人たちだからというのが大きいと感じています。
なので、多少のトラブルや問題があっても、ひとつひとつきちんと対応していけば「大変」と感じることはなくて、本当にとてもやりやすかったなと思っています。

逆に「やりがい」はたくさんありました。
どんどんコーポレートが整備されてきたこともそうですし、直接マネジメントをしていたりなしやりおりおがこの1年半くらいで大きく成長したこと、時に部門をまたいで僕の意見を聞いてみたいと相談をもらえたこと、将来がとても楽しみな新卒と出会えたこと、などなど、これまでの色んなキャリアを通じて経験してきた多くのことをNAVICUSに活かせている感覚があって、なんというか、集大成のように「あー、今まで真面目に仕事してきてよかったなぁ」って感じられたのがNAVICUSでした。

そして、それらを全て武内さんから結節と信頼のもとに完全に任せてもらえて「安心して背中を任せられる」って言っていただけたのは、No.2冥利に尽きますし、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

今後のたっちーさんの展望

武内】
タッチーさんのこれからの展望についても、教えてもらえますか?

【橘】
あまり具体的な目標を立てるタイプではなく、プランド・ハップンスタンス(計画的偶発性)を大切にして生きているタイプの人間なのですが、プラン(計画)の観点でキャリアのテーマにしていることが3つあります。

  • 共感できる夢を持った人を自分の力で支援することでその夢の実現に貢献する

  • 人と組織の可能性を最大化する

  • (地域に)良質な雇用を増やす

形は違えど今までのキャリアの中でも常にこれをやってきたつもりですし、たぶんこれからもここは変わらないだろうなと思っています。
この3つのテーマを大切にしながら、ハップン(偶然)を引き寄せ・気付き・活かせるように、チャレンジを続けながら、その時々の機会と環境に感謝して、眼の前の物事に精一杯取り組み続けたいですね。

次で11個目のキャリアというこんな職務経歴なので、例えば3年後にどこで何をやっているかは自分でもわからないですし、何か宣言したところで誰も信用してくれないと思いますが笑、常に「自分がそこにいることが社会にとって一番提供できる価値が大きい」と思える場所にいることだけは大切にし続けたいと考えています。

ちなみに、少し余談なんですが、転職先のイジゲングループのミッションは「あらゆる人のポテンシャルを最大化する」なんです。これ、武内さんがよく仰っている「人の可能性の最大化」ととっても近いんですよね。なので、勝手ながら、会社という場所は変わりますが、同じものを目指していくのだと考えています。

武内】
確かにシンパシーを感じますね。これから人口減少・多様化が進む日本において、個々人の選択肢を増やすこと、思考の幅を広げることはとても重要だと思ってます。それぞれが各々のアプローチで課題解決に取り組んでいけると嬉しいです。

NAVICUSメンバーへのメッセージ

【橘】
感謝の言葉はここでは言い尽くせないので、敢えてエールを伝えさせていただくと、NAVICUSは「もっと売れて欲しい」と思っています。
それは、数字うんぬんという話ではなく、メンバーのひとりひとりが誠実にエンドユーザーに向き合い、名だたる企業にその価値を認めてもらえているだけの仕事ができているんですから、もっと多くの企業や人にその価値を届けないのはもったいない。
NAVICUSはNo.1になるに足るチームだと思っているので、ひとりひとりが会社や自分の価値を認めてしっかり発揮しながら、それぞれのWillを実現していってほしいなと思っています。

そして、最後になりますが、今回の決断にあたり、NAVICUSで続けていく道を一緒に探っていただきつつも、最後は快く送り出していただいた武内さん・イセさんに心から感謝しています。お二人とも今まで出会ったことのないタイプの経営者で、お二人と一緒にNAVICUSを経営できたことで本当に多くの学びをいただきました。この学びをこれからのキャリアを通じて社会に還元していきたいと思いますし、また、形を変えて一緒にお仕事させてください!本当にありがとうございました。

武内】
改めて、ここまでありがとうございました!NAVICUSはさらに前に進んでいきますし、常に変化し、成長を続けていきます。これからのNAVICUSと仲間たちを、見守ってもらえると嬉しいです。

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