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京都の老舗石材店がSNSで海外に石造文化の魅力を伝える理由

近年、日本への観光需要が世界各国で急速に増加しています。
こうした状況の中、創業200年を誇る京都の老舗石材店が、NAVICUSとの協力を通じて、海外向けのSNS運用や多言語サイト制作に取り組み、世界に日本の歴史ある石造文化の魅力を発信しています。

今回はその背景や想いについて、株式会社北山都乾園の5代目である北山利通さん(以下:北山さん)に詳しくお話をお伺いしていきます!

株式会社北山都乾園は、創業文政元年(1818年)の老舗石材卸店です。古都京都の文化財・龍安寺の隣にあり、石燈籠や手水鉢など、日本随一の質と量を誇る石造品を提供しています。
造園・建築業界で高い評価を得ている一方で、海外向けの情報発信に関しては課題を抱えており、英語対応やデジタル分野の強化が必要でした。そこで、NAVICUSが海外向けInstagramの運用、多言語サイトの制作、英語の問い合わせ対応、その他Google MapなどのWebマーケティング施策をご支援し、今までアプローチできなかった海外富裕層をターゲットにした発信をスタート。約2年間のご支援の中で、海外からの反響も増え、日本の歴史ある石造文化への関心を高めることに成功しています。


デジタルの力で日本の歴史ある石造文化を世界に広める

ー創業200年の歴史を持つ北山都乾園さんですが、海外に向けた発信を本格的に始めたきっかけは何ですか?

北山さん:海外向けに本格的に力を入れ始めたのは最近ですが、日本庭園に欠かせない石造文化をもっと世界に知ってもらいたいという想いは以前からありました。コロナ前の2019年頃から京都にはものすごい数の外国の方が観光に来ていて、その頃から海外からの需要の高まりを感じ始めていました。

北山都乾園は創業200年を超える老舗企業ですが、時代とともに常に変化してきました。最初は今のように石材は扱っておらず、実は林業を行っていたんです。時代の流れやニーズと共に変化してきたからこそ、200年も続く今の北山都乾園があると思っています。だからこそ僕も、伝統も大切にしつつ、常に時代と共に変化して挑戦していきたいと思っています。デジタル分野での展開もその1つで、NAVICUSさんの力を借りて、世界への発信に挑戦しています。


不得意分野をカバーしてくれるNAVICUSとの出会いと変化

ーそんな中、NAVICUSに依頼した理由は何ですか?

北山さん:僕が一番不得意としてるデジタルの分野をカバーしてくれそうと感じたからです。
実は日本語版のInstagramアカウントはもともと持っていたんです。LINEもインスタもブログもHPも、新しいものはまずはなんでも試していました。ただ、戦略がなかったので、新しくはじめてみたはいいものの、使いこなせないまま効果的な発信ができずにいたんですよね。

もともといろんな構想やアイディア自体は自分の中にあるんです。でも、それを実際に施策に落としたり、デジタルの分野でより効果的な情報発信を行う部分は得意ではないので、そういう部分でNAVICUSさんの力を借りられるのはとてもありがたいですね。

ー他にも課題に感じていた部分はありましたか?

北山さん:会社としては人手不足が続いており、営業や事務仕事、見積もり、接客、配達、さらに石の積み込み、現場からの石の引き出し、展示場の整備などの力仕事まで、全てを少ない人数の中でこなさなければいけない状況です。
それらの日常業務を行っていると、SNSやサイト制作などデジタル部分の発信にまでは手が回らなくて。だからこそ、そういう部分はデジタル施策を得意とするNAVICUSさんのような方にお願いしたいと思っていますし、すごく助かっています。

そしてもう1つが語学面。今は英語ができるスタッフがいないので、石の知識は豊富にあるんですが、それを英語で伝えるのが難しいので、接客に苦労しています。いろんな翻訳アプリがあるので、ある程度は対応できているんですが、やはり自分の口から直接石の魅力や想いを伝えられないのはもどかしいですね。言葉の壁は大きいです。その部分でもNAVICUSさんにはサポートしてもらっています。

ー 実際にNAVICUSと取り組む中でどんな変化を感じていますか?

北山さん:海外に向けた情報発信としては、海外向けのInstagram運用だけでなく、最近は多言語サイトなども整備してくれて、デジタル面の受け皿や基礎ができてきたなと感じています。

実際に海外からの反響も増えています。先日もアメリカの方が日本の伝統的な美術品をお土産として持ち帰りたいと相談してくださったり、台湾の方も足を運んでくださいました。そのほか、最近でいうとニューヨークやチリ、オーストラリア、ボストンの方からも反響をいただいており、しっかり発信が届いて日本の石造品の魅力が伝わっているのを感じています。


「海外の方に本物の石燈籠を知ってほしい」という想いで、世界へ発信

ー 今後の展望や目標があれば教えてください!

北山さん:1つ強く抱いているのが「海外の方に本物の石燈籠を知ってほしい」という想いです。
石燈籠はまるで抽象画のようなもので、プロが見ればその良さが分かるんですが、知識がない人には分からない。だからこそ「これがいいんですよ」とその良さをしっかり伝えてあげるのも僕らの仕事です。ただ実際には、石の知識を持たずに石燈籠を販売している人も多く、それが日本の石燈籠として広がってしまうことに危機感を覚えています。本物を伝えられる人がいないと、間違ったものが日本の石燈籠として広がっていくことになってしまう。それだけは防いでいきたいと思っています。

京都の北山都乾園は、日本の本物の石造品を提供する会社であり、本物を伝え続ける会社でありたいと思っています。
200年続けてきた企業だからこそ、日本の石造文化を僕自身としても、会社としても背負っています。そこを背負わなければいけないという想いで、必死で世界に向けて発信をしています。

海外の方に本物の石燈籠を知ってもらうためには、デジタル施策は欠かせません。ただ、どうしたら海外の方にとって魅力的な発信ができるのか、その方法が分からない。なので、その分野に強いNAVICUSさんのアドバイスをもらいながら、これからも世界へ本物の石造品の魅力を発信し続けていきたいと思っています。


ー 最後に、同じように海外に向けた情報発信を考えている企業に向けたメッセージがあればお願いします!

北山さん:もし同じように困っている方がいれば、ぜひ頼ってみるのがおすすめです。
僕らのように人材不足で人が足りないところを補ってくれるのはもちろん、ちゃんと自分たちの会社に寄り添ってくれて、特に僕たちが不得意とするデジタルの分野をカバー、サポートしてくれるのは本当にありがたいですね。
僕らみたいな企業ほど、NAVICUSさんの支援を必要とするのではないかなと思います。

さいごに

北山都乾園様のように、伝統産業の普及にデジタルの力を取り入れ、世界に向けた発信を強化している企業が増えています。NAVICUSは、こうした企業の挑戦を支援し、共に日本の文化や魅力を世界に届けていきます。

▼海外向けプロモーションに課題を抱えている企業や自治体をサポートする「インバウンド特化SNS」パッケージ

  1. ライトプラン:海外向けSNS運用を気軽に始めたい企業向けのプランです。初めてインバウンド市場に参入する企業に最適です。

  2. スタンダードプラン:海外向けSNS運用に加えて、多言語サイト制作も含まれるおすすめのプランです。SNSとウェブの両方から効果的に海外顧客にアプローチします。

  3. カスタマイズプラン:ニーズに合わせたフルサポートプランで、SNS運用、多言語サイト制作に加え、課題に対して効果的なwebプロモーション施策を実施します。企業の具体的な要望に応じて柔軟に対応するプランです。

北山都乾園様の事例のように、ゼロから立ち上げ、SNSとの相性がいいサイト制作やWeb施策までトータルでご支援させていただくことはもちろん、まずはSNSだけなど、ニーズに合わせたご支援プランをご用意しております。

SNSの知識やノウハウだけでなく、海外の方に向けてどのように伝えたら一番魅力的に伝えられるか、どの媒体で何から始めていったらいいのか、企業様ごとの課題感に合わせてお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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